
200年前に薬種商を創業した時から、また、約100年前に「ボラギノール®」を創製し天藤製薬を創立してから現在まで継続して、『患者様の生命や健康を第一とする』ことを、『製品品質』と『情報品質』の両面で実践してきました。
なぜ、天藤製薬はエンジニアリングを重視しているのでしょうか?
歴史的に、「製品品質」を向上する新しい製剤や容器の創製に挑む際、それを作る機械が市販のものにはなかなかありませんでした。既存の機械でも機械メーカーと共同して種々の改良機械を開発したことがあります。そうした時に、社内での「培う技術」としてのエンジニアリングが原動力になっていたからです。
なぜ、世界で初めて全自動坐剤成形包装機が稼働したのでしょうか?
既に自社開発を始めており、コンセプトを理解していたからです。坐剤製造機械はそれまでにも何種類もありました。しかし、最終包装まで人の手が触れることのない全自動成形包装機を作ろうと試作を繰り返していました。1971年に結果的に、西ドイツ(当時)製の新型機を導入しました。試作によってコンセプトを理解していたので、素早く世界の第一号機と第二号機を導入し、エンジニアリングの創造によって実稼働を実現しています。
なぜ、三田工場の新設に踏み切ったのでしょうか?
寺町工場・紺屋町工場・中ノ町工場・笹尾工場・南分場そして福知山工場と、創立以来6工場での製造を経験し、それぞれの地元の皆様に支えていただいてきました。このたびの投資は、高度化するグローバルGMP(医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準)を踏まえた設計が必要だったからです。